投稿日時 : 2018/02/22
自立活動部
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以前、No.06号で『集中力』、『持続力』をテーマにしました。
前回は、『学習時、作業時の姿勢』に注目しました。
今回は、『呼吸』の面からお話します。
『机上の学習』や『作業学習』の時に、
『集中』して取り組み、
『集中』が『持続する』ことが望まれます。
ところが、
周囲の『動き』に気が散り、
周囲の『音』に気が散ってしまい、
『できるはずの学習内容』なのに、
『できなくなってしまう』ということを耳にします。
このときの『呼吸』は、
『早く』、『浅い』呼吸になっていることが多いです。
『呼吸』が『早く』、『浅く』なると、
『交感神経』が働きすぎた状態になり、
ちょっとしたこと=
『動き』、『音』に過敏な状態になってしまいます。
とは言うものの、
『動き』も『音』もない環境の設定は、
なかなか難しいものです。
それなら、
『早く』、『浅い』呼吸を
『ゆっくり』、『深い』呼吸に変えていきましょう!
そうすると、
『働きすぎていた交感神経』が休まり、
『過敏な状態』が『ゆったりとした状態』へと
変化していきます。
『動き』も『音』も気にならなくなっていきます。
ところで、
『早く』、『浅い』呼吸の時には、
『おなか』、『せなか』に必要以上に
力が入っていることが多いです。
ということで、
『机上学習』、『作業学習』の時に、
『おなか』は難しいので、
『せなか』の一部⇒『肩甲骨』に触れてみましょう!
『ゆったり』、『深い』呼吸になりますし、
『上肢』の動きも軽くなります。
『操作しやすくなります』し、
『肩こり』にも効果があります。
お試しください。
投稿日時 : 2018/02/15
自立活動部
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No.13 『排泄と姿勢と環境』について
No.13『排泄と姿勢と環境』.pdf
自立活動の授業や質問、相談を通じて、気になることを一緒に考えていきましょう!
最近、『便座には座るけど、なかなか排泄ができない』というお話を聞きました。話を聞くと、
『便座に座ると、便座が高く、足がぶらぶらして、
身体を支えるのが精一杯。』
とのことでした。
ということで、
今回は、『排泄と姿勢と環境』について、考えてみました。
以前、『排泄』については、No.07号で、
◎『すっきりと排泄』するためには、
・『規則正しい食事のリズム』
・『適切な水分補給』
・『便意、尿意を感じ取る』
・『便座に立つ、座るための安定した姿勢』
等が考えられます。
とお伝えしましたが、
『便座に立つ、座るための安定した姿勢』のために必要な
『環境』について伝え忘れていました。
『姿勢を保つ』ためには、
『整った足裏で身体を支える』ことが必要になります。
ところが、
『整った足裏で身体を支える』ためには、
『足裏をついて踏ん張る』『床』が必要になります。
実は、
この『床』が、
『便座』に座ると、便座が高くて、
『足裏』から離れてしまうことがあるということです。
いわゆる『足がブラブラ』という状態です。
せっかく
『姿勢を保つ』ために、
『足裏』を整えても、
踏ん張るための『床』がなくては、大変です。
そこで、こーしましょ!
『便座』を下げるのは、難しいので、
『足台』を用意しましょう!
『かがむ姿勢』になりやすく、
おなかがゆったりしやすくなるので、
便秘の方にもよいと思います。
お試しください。
投稿日時 : 2018/01/31
自立活動部
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『睡眠』について、No.04号に載せましたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?
ところが、その後も
『寝つきがよくない。』、
『夜中にちょっと物音で起きてしまう。』、
『朝目を覚ますのが、とにかく早い』
『そうしたらよいでしょうか?』という質問が多く寄せられています。
ということで、前回の『指先を温める』かかわり方に、
今回追加してお伝えしたいと思います。
『睡眠』については、
『交感神経と副交感神経』が深く関わっていることは、
前回お伝えしました。
『交感神経と副交感神経』が、
うまく役割分担し、いい塩梅に働いてくれることで、
日々の活動がそれこそ『いい塩梅』に保たれます。
ところが、この『うまく役割分担』、『いい塩梅』というのが、
いろいろな刺激が強い『ストレス社会』では、
難しくなっています。
そこで、『交感神経と副交感神経』が
『うまく役割分担』、『いい塩梅』に働くために、
①『末端までの血流促進』
②『深い呼吸の獲得』
の2点の改善を目指すかかわりが必要になると思います。
①『末端までの血流促進』については、No.04号に記載しました。
今回は、
②『深い呼吸の獲得』につながるかかわり方をお伝えします。
『深い呼吸』はどのような場合可能なのでしょうか?
No.08号『呼吸』のところにも記載しましたが、
『おなか』、『せなか』に必要以上の力が入っていない状態のときに、
『深い呼吸』が可能になります。
『ストレス社会』では、
いろいろな『刺激』から『自分の身を守る』ために
『おなか』、『せなか』に防御のために力が入ります。
安全を確かめて、後からゆっくり『深い呼吸』をしたいところですが、
一度入ってしまった『力』を抜くのは、なかなか難しいことです。
そこで、『おなか』、『せなか』を温めましょう!
※特に、『せなか』を首から腰まで、一方向に触れてみてください。
※イライラしている時にも、有効だと思います。お試しください。
投稿日時 : 2017/11/28
自立活動部
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〇間があいてしまいましたが、
『学習』が『持続できる座り方』、『集中できる座り方』について、
気づいたことをお知らせします。
・第1弾で、『環境』を整えましょう!
・第2弾で、『身体』を作りましょう!
とお伝えしました。
ところが、
『環境』が整い、
『身体』が整っているにもかかわらず、
『姿勢』が安定しない、崩れやすい、
という児童生徒が多くいました。
そこで、気づいたのが、『座り方』の『習慣』でした。
・整っている『環境』の利用の仕方
・整っている『身体』の活用の仕方が
うまくいかない状態でした。
〇『机の横バー』に脚をかけて座るという『習慣』
〇『背もたれ』ぎりぎりまで、深く座るという『習慣』です。
・『机の横バー』に脚をかけてしまうと、
⇒いすに座った『体育すわり』状態になり、
⇒『せなかが丸まり』、
⇒前を見るために、『あご』を上げてしまう。
⇒『首』、『肩』に力が入り、
⇒『呼吸』がしづらくなり、
⇒『疲れやすく』なってしまいます。
・『背もたれ』ぎりぎりまで、深く座ると
⇒『骨盤』は立てやすく、『いい姿勢』になりやすいですが、
⇒『いい姿勢』が疲れたときに、『骨盤』を『寝かす』スペースがなくなり、
⇒そのまま『骨盤』を『寝かせよう』とすると、
⇒『背もたれ』にぶつかり、『骨盤』を『出さざる終えなく』なり、
⇒『せなかが丸まり』、
⇒前を見るために、『あご』を上げてしまう。
⇒『首』、『肩』に力が入り、
⇒『呼吸』がしづらくなり、
⇒『疲れやすく』なってしまいます。
※『環境』を整え、『身体』を整え、『習慣』を作っていくことが大切ですね!
投稿日時 : 2017/10/02
自立活動部
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〇『疲れない』、『学習しやすい』、『作業しやすい』、『かっこいい』『座り方』を『習慣化』できる『身体つくり』をしましょう!
『歩く』、『立つ』に比べると、
・自分の身体を『支える面積』が広い
(『歩く』は、『片足の足裏』。)
(『立つ』は、『両足の足裏』。)
(『座る』は、『両足の足裏』、に加えて、『太ももの裏』、『お尻』も使えます。)
・『いす』という『環境』を利用できる
(『いす』の高さ調整が必要です。)
=すでに調整済みですね!
・『自分の姿勢』を『自分で確認』しやすい。
(『姿見』があるといいですね。)
=身だしなみのチェックもできますよ!
・『自分の姿勢』と『友達の姿勢』を比較しやすい。
(『友達も座っているので、見やすいですよね。』
=まさしく『環境の把握』です!
という理由から、取り組みの結果は、出しやすいと思います。
早速、『支える面積』を広げていきましょう!!
『支える面積』には、『足裏』、『太ももの裏』、『お尻』とありますが、
なかなか『支える面積』になってくれないのが、
『足裏』です。
『足裏』が『支える面積』になりにくい理由として、
〇『足裏』の感覚が整わず、『足裏』をつけることが苦手。
〇『足裏』をつけたいけど、
『足首』が硬くて、『足裏全体』でつけない。
等が挙げられます。
そこで、お勧めは、
※『足裏の感覚』を整える
=『自分で、足裏に触れる』、『家族が、足裏に触れる』。
※『足首が硬い』=床に置いた『木の棒』を足裏でころころ。
児童生徒は、こころがゆったり、姿勢がしっかり。
大人の方は、こころがゆったり、姿勢がしっかり、腰痛予防。
お試しください。